シャクヤク 花後 花首を切る
花の見頃を過ぎたら、花首をとります。
切る場所は、花から数えて1つ目の葉っぱの分岐の1㎝ほど上の部分です。
切断した後の写真です。
シャクヤク 葉の処理(いつ刈り取るか?)
シャクヤクは木ではなく、草です。
そして、多年草といって、冬になると地上部が枯れてなくなりますが、地下の根っこは生きていて、春になると地面から芽が出てきます。
よって、次の写真のように10月頃に葉っぱが黄色くなったタイミングで、根元から刈り取ってしまいます。
刈り取ったあとの写真です。
本当に根元(地面)から切り取ってしまいます。少し茎が残っていますが、作業が雑なだけで、意図的に少し残したということではありません。
先程の黄色くなった写真のように、見栄えが悪くなる前に刈り取りしたいと思われるでしょうが、来年の花付きをよくするためにも、葉が黄色くなるまで待ちましょう。
その理由は、地下の根っこに栄養を与えるために、葉が緑色のうちは光合成をさせるためです。
シャクヤク 肥料の回数
年に2回、肥料を行います。
花後の根元に化成肥料を2つかみ程度バラまきます。
2月に、根元を囲うような形で、地面に有機肥料を混ぜ込みます。私は鶏糞を混ぜ込んでいます。
鶏糞の量は、4つかみ程度です。
シャクヤク 病気対策
シャクヤクは、うどんこ病といって、葉の表面に小麦粉をまぶしたようなカビが生える病気になりやすいです。
その対策として、私はベニカXファインスプレーを使用しています。
これを開花前の5月下旬に1回、あとは月に1回程度の割合で吹きかけます。
このスプレーは、①病気予防、②害虫予防、③害虫殺菌と3点揃っているところが優れています。
初心者の方で病害虫対策で何を買うか迷ったら、ベニカXファインスプレーをオススメしますよ。
シャクヤク 支柱
シャクヤクは茎と花の大きさがアンバランスで、花が大きいのに茎が細く、自分では支えきれません。
よって、しっかりと支柱によって支える必要があります。
5月上旬になって蕾が膨らんでくる頃に、支柱を設置しましょう。
支柱の長さは、90㎝を目安にするといいと思います。
シャクヤク 摘蕾
シャクヤクの花を大きく楽しむためには、1本の茎につき、1つの花が原則です。
よって、1つの茎に2つ以上の蕾がある場合には、一番上の蕾を残し、その他の蕾を取り除く必要があります。
その他の蕾を取り除く作業のことを摘蕾(てきらい)と言います。
時期は5月上旬で、支柱を設置する頃がよいでしょう。
ちなみに、もったいないので、摘蕾をしないで育てたことがありますが、その時は小さいながらも蕾はピンク色に膨らみましたが、ついには咲かずに枯れてしまいました。
二兎を追う者は一兎をも得ず、という心境でした。
シャクヤク まとめ
シャクヤクのポイントは、これまでの説明どおり次の5点です。
①花後の花首とり、②葉を刈り取るタイミング、③うどんこ病対策、④肥料、⑤摘蕾
花は咲き始めてから1週間~10日程度しか楽しむことができませんが、それ故に咲いているときの姿は感激です。
日当たりと水はけの良い土で管理し、以上のポイントを実践すれば、シャクナゲの大輪を楽しむことができますよ!
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