挿し木を取り出したアジサイ
2年前に、このアジサイから茎の一部を取り出して、挿し木をしました。
挿し木のベストシーズンは、湿度の高い梅雨です。
アジサイ 挿し木の手順
まず、1本の長い茎を切ります。
挿し木が水を吸収しやすくするために、下の茎の切り口を斜めにします。
併せて、葉の上の部分の茎も、葉から1㎝以内の長さで切ります。この切り口は、まっすぐに切りましょう。
次は、葉を半分以下にカットします。
挿し木が失敗する最大の理由は、挿し木が水分を失ってしまうこと。
よって、葉からの蒸散を防ぐために、葉を小さくするのです。
この要領で、挿し木を準備します。
最初の長い茎から、5本の挿し木を作ることができました。
こうしてできた挿し木を赤玉土(小粒)に挿します。
暑い夏は、東側の半日陰で管理します。逆に、冬は南側の日当たりの良い場所。
重要なことは、鉢上げは春に行った方がよいということです。
挿し木をして1ヵ月が経過すると、発根している挿し木もありますが、その時期は猛暑です。
私の場合、夏と翌春の2回に分けて鉢上げしましたが、夏に鉢上げした挿し木は全部失敗し、翌春に鉢上げした鉢は全部成功しました。
ただし、翌春まで鉢上げを控えたものの、猛暑を過ぎた9月頃からは、液体肥料や化成肥料を与えていました。
アジサイの花を咲かせるためには、2年必要なので、挿し木の翌年は花を見ることができません。
じっと待ちましょう。
なお、鉢上げした時の土作りは、いつもの通りです。詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
オススメの鉢は、駄温鉢。アジサイは花が咲くようになると、頭でっかちになり、鉢が倒れやすくなります。
重さのある駄温鉢なら安定感があり、プラスチック鉢よりも倒れにくいです。
アジサイ 挿し木 2年後の開花!
2年経過しました。
長かったですが、次のとおり、開花させることができました!
このアジサイの種類は、残念ながら分かりませんが、開花してから半月が経過すると、うっすらと青や赤や紫に色づきます。
不思議なグラデーションです。
鉢植えにすると、自由に場所を変えることができるので、今まで見ることができなかった居間からも、アジサイを楽しめるようになりました。
皆さんも、ぜひ、お試しください!
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