アジサイ(庭植え) 花後 剪定
6月の満開時期のアジサイです。
7月上旬になると、次の写真のように、見頃も終わりです。
まだ、花が付いていて、もったいないですが、来年に充実した花を咲かせるために、花後の剪定は重要です。
まず、次の写真のように、花から2~3節目で、脇芽を確認できる節の上で、切ります。
茶色くなった古い枝ではなく、今年伸びた緑色の枝(茎)の部分できります。
茎が長く、充実している場合には、4~5節目でも大丈夫です。
今年花の咲かなかった茎は、そのままにしておいても(剪定しなくても)、来年に咲きます。
しかし、茎が長すぎる場合には、花が咲いている茎と同じように、2~3節目で、脇芽を確認できる節の上で切ります。
次の写真のように、茎が長い場合には、4~5節目で、脇芽を確認できる節の上でも大丈夫です。
剪定した茎や花です。
剪定後の様子です。
スッキリしました。
このあと、株元に化成肥料を与えました。
アジサイ 花後の剪定をしないと、来年の花は咲かない?
実は、アジサイは剪定しなくても、来年に花を咲かせることができます。
剪定を行う理由は、より充実した花を来年に咲かせるため。
花後すぐに、花を切り落とすことにより、栄養分を株に集中させるためなのです。
また、花後すぐの7月中に剪定をする理由は、10月になると花芽が形成されてしまうため。
なんと、アジサイの花が咲かない最大の理由は、遅い剪定により、花芽を切り落としてしまうこと。
そこで、花芽が形成される7月中に剪定をすることにより、花芽を切り落とす可能性は、とても小さくなるのです。
なお、茶色の部分(前年以前に成長した茎)で切らない理由とは、10月の花芽形成は、今年に伸びた茎に付くから。
仮に、茶色の部分で切ってしまうと、その茎は今年に伸びた茎ではないので、今年の10月に花芽が出来なくなります。よって、来年の6月には花がつきません。
アジサイ(鉢植え) 花後 剪定
次は、鉢植えアジサイの剪定をしますが、要領は同じです。
庭植えと異なる点は、鉢植えは必ず剪定をするべきということ。
鉢の場合には土が少なく、栄養分が限られます。少ない栄養分を株に集中させるためにも、鉢植えアジサイの場合には、剪定が必要となります。
それでは、剪定をしていきましょう
まずは、全盛期の鉢植えアジサイの様子です。
そして、剪定直前のアジサイです。
花から2~3節目で、脇芽を確認できる節の上で、切ります。
来年の開花が期待できない、細い茎を切ります。
花が今年咲かなかった茎も、同様に2~3節目で切ります。
次の写真の、赤マルで囲っている茎です。
次の写真のように、脇芽を確認できる節の上で切ります。
剪定後の写真です。
スッキリしました。
鉢のアジサイを全部、剪定しました。
このあと、化成肥料を与えました。
もったいないので、切り落としたアジサイは、切り花として楽しみましょう!
来年もまた、元気なアジサイを楽しみましょう!
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