パンジー・ビオラの育て方1(真夏の種まき・発芽)

ビオラ

パンジー・ビオラ 真夏の種まき準備

2021年8月8日 最高気温が30℃を超えています。

パンジー・ビオラの発芽適温(地温)は20℃前後であり、25℃を超えると極端に発芽率が低下します。

よって、発芽のためには温度を低くする工夫が必要です。

私の場合は、次の写真のとおり、冷房の効いた室内で、発砲スチロールに保冷材を入れて発芽させています。

保冷材は100均で購入できます。

写真は350gのハードタイプですが、200円で500gの保冷材も購入できますので、2種類購入して温度によって使い分けるといいと思います。

発砲スチロールに入れるために、小さい苗床が必要ですので、卵パックを用紙します。

本来は水ハケを良くするために、卵パックに穴を開けることが望ましいですが、室内での管理ですので、発砲スチロールを汚さないためにも、穴は開けずに管理をしました。

土を入れる前に温度を測ると、次の写真のとおり20℃まで低下しました。

注意するべきは「地温」であるので、本来は温度計を土に挿して計測します。

この温度計は、ホームセンターで6コ入りで700円程度で購入できます。

蒔いた種は「よく咲くスミレ」

今回の種はサカタのタネの「よく咲くスミレ」です。

ホームセンターで300円程度で購入できて、数量は40粒。発芽率は75%と種袋に記載があります。

よって、種を40粒まくためには、卵パックを2つ用意しました。

1パックは12個の穴があるので、2パックで24コ。

1つの穴に2粒を蒔くと、約40粒となります。

パンジー・ビオラの種まき実践(小さい種を早く蒔く方法)

パンジー・ビオラの種は小さいので、種まきをするのに苦労します。

そこで、小さい種を簡単に効率よく蒔く方法をご紹介します。

結論から言うと「種を土の上に置いたあと、薄くバーミキュライトを被せて霧吹きをする」ということです。

まず、使用する土ですが、種まき用の土を使います。

私は次の土を使いました。

種まきをする前に、よく土を湿らせます。

湿らせる水は、HB-101を適量に薄めた水を使います。

そして、土の表面にパンジー・ビオラの種を1つずつ置いていきます。

オススメの種の置き方は、細い串やつまようじを使う方法です

まず、A4版程度(ノートの1ページ分ほどの大きさ)の紙を用紙して、半分に折ります。

その折った紙のうえに、種を全部載せます。

ポイントは紙を最初に折っておき、その後に種を載せることです。種を紙の上に載せたあとに紙を折ることは大変ですよ。

そうすると、折り目に沿って種が並びます。

次に、細い串の先端に水をつけます。

そして、串の先端に1粒ずつ種をくっつけて、そっと土の表面に置いていくのです。

ピンセットで種をつまむよりも、効率的です。

種を置いた後は、上からバーミキュライトを薄く被せ、霧吹きを吹きかけます。

霧吹きを使う理由は、種が非常に小さいので、流れないようにするためです。

次の写真は、バーミキュライトを被せ、霧吹きをした後の様子です。

使用したバーミキュライトは100均で購入しました。

パンジー・ビオラの種まき後から発芽まで(管理方法)

温度計を土に挿した状態での地温を確認すると、次の写真のとおり19℃です。発芽適温ですね。

調節のために、保冷材を追加しました。

保冷材は5~6時間の効き目なので、朝・昼・夜と3回程度の交換を行いました。

表面が乾いたら霧吹きで水をかけました。

頻度としては、3日に1回程度の霧吹きでした。

パンジー・ビオラの発芽(1週間後)

2021年8月15日 1週間後 発芽を確認しました!

発芽後は、地温に気を付けつつ、なるべく発砲スチロールのフタを開けて、少し日があたる窓際での管理を心がけます。

フタを開ける場合には、すこし多めに保冷材を入れるなどの工夫が必要です。

8月20日 12日後 概ね発芽率通りの発芽を確認しました。

実は地温が25℃を超えてしまう場合もありましたが、なんとか順調です。

ただし、日中にフタを閉めている時間があるせいか、すこし徒長気味ですね。

よって、発芽が出そろいましたので、徒長を防止するためにも、地温よりも日照を重視で管理していきます。

ビオラの生育適温は10℃~20℃とありますが、日光を当てる時間を多くし、保冷材を多く入れることにより、25℃程度以下の地温で育てる方針です。

今後の成長が楽しみですね。

次はポット鉢への植替え、大きな鉢への植替え、土の配合、そして満開までを掲載していますので、こちらをご覧ください!

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