2021年5月8日 挿し芽35日後
4月3日に挿し芽をしたサフィニア②を本日撮影した写真が次のとおりです。
順調に成長しているように見えます。
上の写真で、12時の位置にある挿し芽ですが、先週、引き抜いて確認したものの、発根していませんでした。
同じ挿し芽について、発根状況を再び確認してみました。その写真が次のとおりです。
ご覧のように、残念ながら、発根はしてませんでした。
しかし、鉢全体を見ると、発根してそうな挿し芽も散見されます。
思い切って、中央の挿し芽を引き抜いて、発根状況を確認してみました。
やった!
発根してますね!
この時期に鉢上げをしていかないと、開花の時期が遅れてしまいますので、発根の有無にかかわらず、サフィニア②の挿し芽について、全部、鉢上げしていきたいと思います。
土は、市販の培養土に赤玉土を2割程度、肥料はマグァンプKとグリーンキングの適量を混ぜ込みます。
私のいつも配合であり、この土だと水はけもよく、草花がよく育ちます。
特に、マグァンプKという肥料は、1年間効き目があります。
1年間も長い間、効き目が続く理由は、このマグァンプKという肥料は、水に溶けない成分も含んでいるからです。その成分が、微生物や根っこから出る酸などにより、ゆっくりと溶け出す仕組みとなっているから、長くゆっくり効き目が続くのです。
ちなみに、通常の化成肥料の成分は、水で溶かして土に紛れ込む仕組みなので、水かけを繰り返すことにより成分は流れ出してしまい、それほど長い期間は効き目がないのです。
参考までに、マグァンプKの写真を掲載しておきます。
参考までに、グリーンキングの写真も掲載しておきます。これも土に適量混ぜ込むと、とてもよく成長します。
2つの肥料とも、土によく混ぜ込むと効果が出ますので、次の写真のように、大きな器の中でしっかりと、手でかき混ぜることにより、混ぜ込みます。
私の場合は、大きな器として、24ℓのたらいを使っています。
続いて、挿し芽の鉢上げを行います。
ポットに半分程度の土を入れて置き、次の写真のように挿し芽を持ちながら、その周りに土を入れます。
上の作業を繰り返すこと10回。出来上がりは次の写真です。
上の写真で、左側が発根のあった4芽。右側が発根のなかった6芽となります。
発根のあった4芽の特徴としては、挿し芽をするときは小さめの芽(長さ7~10㎝程度)であり、2つ程度の小さい葉を付けるように調整した芽であったということです(調整とは、3つ以上の葉がある場合には、すべて取り除いたということ)。
一方の発根のなかった6芽の特徴としては、長さが10㎝を超える大きい芽であり、3つ以上の多めの葉を付けていた芽だということです。少し葉が多めでも大丈夫との判断で、あまり葉を取り除く調整をしなかった芽です。
サフィニア②の挿し芽は12芽でスタートしましたので、順調に発根した芽は4芽と3分の1程度でした。現時点での成果は、あまり良いとは言えませんね。6芽は発根がなくても成長している状態です。
続いて、4月7日に挿し芽を行ったグループのサフィニア③についても、鉢上げします。
鉢上げ直前の写真は、次のとおりです。順調に育っているように見えます。
先程と同じ要領で鉢上げします。今度は、ポットの色を変えて、白ポットに鉢上げします。その写真は次のとおり。
上の写真で、左側が発根のあった5芽。右側が発根のなかった7芽となります。
こちらの発根のあった芽の特徴も、比較的小さめの挿し芽が発根している割合が多いです。
サフィニア③も12芽でスタートしましたが、うち発根のあった挿し芽は5芽と半数以下でした。ただし、消えた芽はゼロでした。
鉢上げ後のサフィニア②とサフィニア③を並べた写真は次のとおりです。
全部で24芽の挿し芽をしたうち、上の写真のとおり22芽が消えずに残っています。そのうち、左側の9芽が発根した芽で、右側の13芽が発根しなかった芽です。
現時点での発根の有無による成長の違いにも着目して、観察していきたいと思います。
今後の成長が楽しみです!
この続きは、下の記事となります。是非、ご覧ください!
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