母の日でカーネーションをプレゼントされたお母さん方も多いと思います。
心のこもった大事なカーネーションを長持ちさせて、毎年咲かせるためのポイントを、最初に簡単に3つ書いておきます。
1 ラッピングや籐(とう)の花カゴなどを外し、花鉢(たいていは白)だけにする。
2 日当たりのよい屋外で育てる(室内だと2週間程度でダメになります)。
3 土が乾いたら水をたっぷり与える(晴の日が続く暑い日などは、毎日、水やりをする必要がありますよ)
それでは、カーネーションを毎年咲かせるための説明をしていきます。
カーネーションのラッピングを外す
カーネーションは、ひまわりのように外で育てる花であり、水・風・日光の3要素が大好きな花です。
よって、その3要素を邪魔するようなラッピングはすぐに外してください。
全部外すと、次の写真のようになると思います。

カーネーションの置き場所
ずばり、日当たりのいい、屋外です。
水・風・日光の3要素のうち、風・日光を十分に受けるためには、外しかありません。
「毎年、2週間程度でカーネーションがダメになってしまう」という方が多いですが、その原因は室内で管理をされているからでしょう。
マンションであっても、ベランダなどで管理するようにしてください。
ただし、高温多湿には弱いので、夏は午前中のみ日に当たる場所がいいでしょう。
せっかくプレゼントされた贈り物を、すぐに屋外に置いてしまうことは、気が進まないことだとは思いますが、長持ちさせたいということであれば、是非、屋外で管理をしてください。
プレゼントされた花を屋外に出すことが、どうしてもできない、という方は、プレゼントしてくれた方とカーネーションの成長を共有することを目的としてはいかがでしょうか?
成長の様子を写メなどで報告することにより、花をもらった喜びを、より一層伝えることができると思いますよ。
まずは、秋に咲かせることを目標にしてきませんか?
カーネーションの肥料
カーネーションを手に入れたら、化成肥料を5g程度(スプーン1杯)を「株元に入れて」ください。
仮に、5月上旬に手に入れたとしたら、6月中旬までは、追肥は不要です。
「株元に入れる」とは、根っこのすぐ近くと考えがちですが、そうではなくて、鉢のふちの近くのことです。要するに、鉢の表面で根っこから一番遠い部分になります。
化成肥料を与えない場合には、液体肥料を週に1回与えるといいでしょう。
カーネーションの日常管理
まず、花がしぼむなど見た目が悪くなった時点で、花首からもぎとりましょう。ハサミを使ってもいいですが、手でも取ることができます。
花がしぼむなどの状態をそのままにしておくと、そこから腐ったりして、病気の原因になってしまいます。
カーネーションを秋にも咲かせるためには
カーネーションは、来年を待たず、秋にも咲かせることができます。
まず、6月下旬にもなると、カーネーションの花付きが全体的に悪くなってきますので、このタイミングで、半分程度の長さに茎を切ってしまいます。
茎を切るにあたっては、節などを考える必要はなく、思いきってバッサリ切ってしまいましょう。
そして、ひと周り大きな鉢に植え替えをしてください。
その後の管理は、今までと同じです。
水・風・日光の3要素を満たす場所で、乾いたら水やりを繰り返します。
肥料も月に1回の化成肥料、または、週1回の液体肥料を与えます。
カーネーションの冬越しの方法
カーネーションは多年草といって、毎年咲く花です。
この多年草という種類は、地上部分の茎や葉が枯れてなくなってしまっても、地下の根は生きています。
カーネーションも同じで、冬が近づき、地上部分が枯れてしまっても、捨てずに管理を続けてください。
翌年の母の日に「去年のカーネーションが咲いたよ!」と報告することができたら、とても素敵ですよね!
では、カーネーションの冬越しですが、これも、水・風・日光の3要素を大事にするために、屋外で管理します。
まず、葉が枯れだしたら、5㎝程度に短く切りそろえましょう。これも、節などは考えずに、思いきってバッサリと切りましょう。
ただし、霜や強風にあたるとダメになってしまいますので、軒下などで管理しましょう。
肥料は、与えずに、水はたまに与えましょう。土がカラカラに乾く直前に与える程度で、鉢植えなら3週間に1回程度だと思います(天気にもよるので、断言はできません)。
土のカラカラ具合を測るには、持ってみることが一番です。カラカラの状態で一度鉢を持ってみて、その感触を覚えておくようにしましょう。
それが難しい場合には、「サスティー」という次の写真のような「白い棒状」の商品があるので、利用してもいいでしょう。
水やりとすると写真のように青くなり、土が乾くと白に変化します。

カーネーションの冬の管理であるならば、サスティーの色が白くなってからの水やりで十分です。
なお、3月頃になると、短く切った茎の間から、新芽が出てきます。
新芽が出てきたら、また、春~秋までと同じ管理に戻しましょう。
そして、新芽が出てきたら、また植え替えをしていきましょう。新しい土のパワーで、グングン大きくなりますよ!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
もらったお花の成長を、写メで、お子様と共有することも素敵ですね。
その成長をネタにして、コロナ禍でもWEB画面を通しての会話などが弾みそうですよね。
是非、試してください。
冒頭の鉢植えカーネーションについて、私も屋外で管理し、花がらを取り、バッサリ切り、植え替えを行い、とった作業を今後していきたいと思いますので、写真を撮ったらこのページに掲載します。
今後の成長が楽しみですね!
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